インド旅

エアアジアのフライスルー便レポート:安くて便利な南インドへの行き方

なますて!

航空券の値段をチェックするのが好きなぺこ(@sekaigurashi)です。

 

これって旅好きあるあるなんじゃないですかね。

「あー。旅したい。今のチケットいくらかな~♪」って感じでいつも航空券の値段をチェックしてしまいます。

旅の妄想するだけでも楽しいです。

 

ちょっとひいてしまった方は戻ってきてください。

今回の南インド行きでは、エアアジアを利用してフライスルーで南インドに入るという方法を実践してきたのでその模様をレポートしたいと思います。

 

南インドから入りたいという人には特におすすめできるのではないかと思います!

それでは参りましょう。

 

まずはエアアジアのフライスルー便をおさらい

以前投稿したインド情報まとめの記事でフライスルー便については一度触れているのですが、もちろんその記事を見てない人が大多数だと思うので、もう一度エアアジアのフライスルー便について紹介したいと思います。

 

エアアジアって何?

エアアジアとは、マレーシアのLCC(ローコストキャリア)。日本語でいうなら、格安航空会社でしょうか。マレーシアの首都であるクアラルンプールを本拠地とし、アジアの路線を多数就航している、アジア最大のLCCです。

 

AirAsia HP

 

安さを重視するバックパッカーなら1度は利用したことがある人が多いのではないでしょうか。

 

LCCの特徴としては、料金を徹底して安くするためにあらゆる部分をそぎ落としているということ。

手荷物制限が厳しく、運賃には受託手荷物料金が含まれていないことが一般的。受託手荷物がある場合は運賃に加えて別途料金を支払うことになることも。さらに機内食もありません。事前に料金を支払って機内食を頼んだり、機内販売している食べ物や飲み物を買うことになります。また、座席のシートもLCCでないキャリアのシートと比べると狭いのが特徴。

 

エアアジアの機内

 

それでも旅好きには喜びしかない圧倒的な安さ!

LCCの登場により海外へ行くハードルが格段に下がったのは間違いありません。

 

 

フライスルーとは?

フライスルーとはエアアジアが提供する乗り継ぎサービスです。

 

その特徴はシンプルで、乗り継ぎが楽だということ。

どちらにしろ乗り継ぐことには変わりないのですが、できるだけ楽に乗り継ぎができるように工夫されています。

<乗り継ぎが楽なポイント>

  • 空港税不要
  • 入国審査不要
  • 受託手荷物の手続き不要
  • 乗り継ぎビザ不要
  • 最初の便が遅れた場合、無料でフライト変更可能

 

通常の乗り継ぎよりさらに時間を短縮して次のフライトに乗り継ぐことができるような仕組みになっています。

現在マレーシアのクアラルンプール空港と、タイ・バンコクのドンムアン空港でこのフライスルーが利用できます。

このようなサービスはLCCじゃない既存の航空会社(以下、FSC)では通常含まれるサービスかもしれませんが、LCCでこのようなサービスが受けられることは画期的だと思います。

 

 

 

購入はエアアジアのセールが狙い目!

エアアジアの航空券が最も安く購入できるタイミング。それはセール時!!

一番割引率が高いのが、四半期に一度の頻度で行われるビッグセール。四半期に一度ということは、3カ月に一度のペースでやってくるということになります。

このビッグセールはすごく安いのですが、問題なのは大抵一年以上後の期間のフライトしかセールにならないということ。

や、安い。取りたい・・・・!でも1年後のスケジュールがわからない!という人は泣く泣く諦めることになります。

 

そんな人に朗報なのが、もっと小規模なセール。

エアアジアは頻繁にプロモーションを打ち出していて、料金が20%オフになることが多いです。これはビッグセールほどの割引率ではないものの、すぐ先の航空券が対象になるので比較的取りやすいチケットが対象になると言えると思います。

時にはプロモーションコードが必要になることも。エアアジアをfacebookやTwitterなどでフォローしておき、セール情報を逃さないことが重要です。

 

 

 

フライスルー便かどうかチェックするには?

どの便がフライスルーなのかチェックする方法は簡単。

  • エアアジアのホームページで出発地から目的地を検索すると、1つのルートとして目的地までのフライトが表示される = フライスルー便
  • エアアジアのホームページで、目的地までのフライトが一度に購入できない = フライスルー便じゃない

 

わかりましたか?

もう少し詳しく説明します。

フライスルー便ならエアアジアのHPで検索すると、目的地までのルートが一度に表示されます。

私がいま羽田からティルチラパッリまでのフライトを検索すると、このようになります。

 

2つのフライトが同時に表示されているのがわかりますか?

ちょっと見えにくいので画面を拡大、そしてマウスを乗り継ぎのところにあててフライトの詳細を表示させます。

ちょっと見えやすくなりました。

羽田からティルチまではまずD7 523便でクアラルンプールまで行き、乗り継ぎをしてクアラルンプールからティルチまでのAK25便に乗ることになります。

乗り継ぎ時間は1時間55分です。

このように、目的地までのルートが検索できて、目的地までのフライトが一度に表示される場合、これはフライスルーが利用できるということになります。

しかし、いくらフライスルーが利用できるルートでも、それぞれの航空券を別々に購入した場合はフライスルーは利用できません。

この羽田からティルチのルートの場合、このまま購入に進むと1つの予約番号で購入できます。この場合、フライスルーですので、乗り継ぎ時間は1時間55分でも問題ないでしょう(最短乗り継ぎ時間は90分とされています)。

しかし、同じルートでもクアラルンプールまでのフライトをまず買って、クアラルンプールからティルチまでのフライトは後から別に買ったなどの場合はそれぞれが別の予約番号になり、フライスルーは利用できません。フライスルーでないなら、乗り継ぎは1時間55分ではまず間に合わないでしょう。

 

日本から南インドに入るフライスルーのルート

日本から南アジアへ、クアラルンプール乗り継ぎのフライスルー便が出ています。

 

価格

今後4カ月以内の往路・復路ののフライトを検索し、その最安値をピックアップ!

■羽田 ー ティルチ

片道¥22,552が一番安いという結果になりました。

 

■羽田 ー バンガロール

片道¥25,700が最安値でした。

 

■羽田 ー チェンナイ

片道¥25,516が最安値でした。

 

利便性

南インドに空路で入るには、どちらにしろ最低1回は飛行機を乗り継ぐ必要があります。要は、どこで乗り継ぐのが一番いいかという選択。

そう考えるとエアアジアのフライスルー便は、安さと利便性から十分価値のあるルートと言えると思います。

 

 

実際にフレイスルーを利用してみた

では、フライスルーを実際に利用したレポートをお届けします!

まずは私が利用した便をご紹介

台北→コーチン便を利用。

 

台北・桃園空港の搭乗ゲート

 

詳細は以下の通りです。

料金はこんな感じです。

フライト / Flight
1x Guest 3881.00 TWD
Airport Tax 500.00 TWD
Subtotal 4381.00 TWD
追加サービスおよび手数料 / Add-ons & Fees
1x Processing Fee 290.00 TWD
2x Checked baggage 20kg 1468.00 TWD
Subtotal 1758.00 TWD
合計金額 / Total amount 6139.00 TWD
合計支払額 / Total paid 6139.00 TWD
残高 / Balance 0.00 TWD

 

20kgの受託手荷物代込みで、6139TWD。

1TWD=3.7円として、¥22,714(片道)です。

 

台北からも南インド行きのフライスルー便がでています。

羽田からだとコーチン行のフライスルー便が選べないのですが、台北からなら選べます。

 

 

クアラルンプールでの乗り継ぎ方

クアラルンプール空港に到着したなら、そこはクアラルンプール国際空港 2(klia2)と呼ばれる場所です。現在マレーシアのクアラルンプールを発着するエアアジア便は全てクアラルンプール国際空港 2(klia2)を利用しています。

 

飛行機から降りてボーディングブリッジを抜けると、それぞれのボーディングブリッジから繋がっている長~い道を歩きます。一番端で降ろされたりしたら本当に長いです!

 

それがこのPIER P か PIER Q という場所です。

ここをまっすぐ歩くと頭上に道を示す案内板があります。

その案内板には緑色でフライスルーマークが描かれています。

この写真の黒い丸の中に描かれているマークがそのマークです。

フライスルーの受託手荷物につけられたシール

 

クアラルンプールではこの緑のフライスルーマークの描かれた看板の通りに辿っていけば良いだけ!簡単です!

途中、国内線乗り継ぎ(Domestic Transfer)と、国際線乗り継ぎ(International Transfer)で道が左右に分かれる場所があるので、間違った方に曲がらないようにご注意ください。

Klia2の図で見るとこんな風になってます。

Pから来た人は左に、Qから来た人は右に曲がってくださいね!

 

その後この緑の丸の先で1度目の手荷物検査を受けると、マレーシアに入国せずに一気に出発エリア(KL空港から国際線に乗る際にパスポートコントロール受けた後に辿り着くエリア)に入ることができます。

この時、次の搭乗チケットを提示する必要があります。出発地点のチェックインカウンター(私の場合は台北)で2度目のフライトの分のチケットをもらっていない方は、Transfer Counterで2つ目のチケットをゲットする必要があると思います。私は台北で2枚のチケットをもらったため、その必要はありませんでした。

 

あっという間の出国エリア!

しかし、クアラルンプール空港は巨大なので、ここで安心せずに自分の搭乗ゲートの方に進みましょう!

まずは、電子掲示板で自分のフライトの最新の搭乗ゲートを確認。(搭乗ゲートは変更になっている可能性もあります)そしてKlia2で重要なのが、そのゲートがGate”P”に属するのか、Gate”Q”に属するのかも併せて確認すること。

ここで間違えると、長い道のりをはるばると引き返してこなければならないという事態に見舞われます・・・。特に乗り継ぎ時間が短い方は注意が必要です。

 

空港図で確認すると、こんな感じです。

実際にはこんな大きなアメーバみたいな案内板が立ってます!

 

その後、搭乗エリアに入る前に2度目の手荷物検査を受け、やっと搭乗エリアに到着です。この搭乗エリアでも例の長ーい道が待っています。早めに自分の搭乗ゲートに向かってくださいね。

私の乗り継ぎ時間は1時間40分(100分)でしたが、問題なく乗り継ぎできました。エアアジア公式HPでは、フライスルーの最短乗り継ぎ時間は90分となっています。

 

 

KL乗り継ぎはフライスルーが確実に楽!

看板を辿っていけば問題なく乗り継ぎができ、マレーシア入国・出国の手間がない分、1区間ずつ購入したチケットで乗り継ぐよりは遥かに乗り継ぎ時間を短縮できます。

また、もし飛行機の遅延などで乗り継ぎができなかった場合、無料でフライト変更ができることでかなり精神的にも余裕が持てます。あと、荷物の心配がないのも楽。

もしKlia2で乗り継ぐなら、フライスルーにしておいた方が良いのは確実ですね。

 

 

それでもやっぱり乗り継ぎはつらい

いくらフライスルーでも、乗り継ぎは乗り継ぎ。やはり直行便を利用するよりは疲れます。でも、南インドに空路で行くには乗り継ぎ必須!!

乗り継ぎ時間を極力減らして、体力を温存しましょう。

 

もしもっと乗り継ぎの疲労を軽減したいなら・・・

デリー経由

デリーまで直行便で行って、デリーのホテルで1泊~。その後、南インド行の飛行機に乗る。

疲労軽減のために時間とお金を惜しまない方向き。

 

バンコク経由

バンコクに直行便で行って、バンコクで1泊~。時間がある人はさらに東南アジアを思う存分楽しみ、南インド行の飛行機に乗る。

時間はかかるが、フライト自体にお金はあまりかからない。

 

でも時間をかけずにフライスルーで南インドまで飛んで、現地でゆっくりするというのも良いかもしれません♪

 

それでは!

ABOUT ME
ぺこ
海外旅好きフリーランサー